どうも、岡本です。今回の厳選黒帯セミナーですが、なんと黒帯ではありません。茶帯です。ですが、実力はすでに黒帯級といっても過言ではないでしょう。そう。時の人。最近柔術界ではなく、グラップリング界を賑わせている若き天才。岩本健汰選手です。
若干23歳にして、並みいる競合を打倒し、グラップリング世界一決定戦のADCC2019の本戦出場権をもぎ取ったのも記憶に新しく、それ以降も数々の大会を賑わす予定だったんですが、ご存知コロナ禍による自粛で大会も減ってしまったので、その活躍が少ししか見れません。
その一つが、上の修斗での世羅智茂選手との一戦。これは強烈でした。黒帯の世羅選手に対して、2度のパスガードを難なくこなし、一本こそ逃しドローでしたが、黒帯がここまで簡単にパスされるのか?と柔術界ではそっちに注目が行っていました。そして、その実力は青木真也さんのお墨付き。私も2年くらい前に岩本選手とスパーをしたことがあるんですが、非常に強かったです。
そんな岩本選手が最初に世間に周知されたのは、2018年の全日本ノーギ柔術でした。優勝候補の山田崇太郎選手を下し(反則勝ち)誰だ?あれは!?となったんですが当時彼はノーギの試合は初で、青帯でした。
この試合を今見ても、山田選手に対して、しつこいアタックを繰り返し非常に強い。今となっては伝説のデビュー戦です。そして彼の技は全てインターネットや動画教材から仕入れ、公園で仲間と一緒に練習していることもよく知られています。詳細はこちら
Fight & Life 2019 8月23日号より
柔術での成績は、紫帯での全日本、階級、無差別制覇を最後に出ていません。彼はグラップラーとしての道を歩み始めたのです。その紫帯最後の試合で使いまくったストレートフットロックは、それが試合を決すると言うよりも、相手のオフェンスを牽制させるために使っている感じです。このプレッシャーは強力で紫帯時代の宿敵の風間選手を下し、非常に熱い試合でした。↓
フルフォースでは、彼の特別編集版が作られるほど、岩本選手は人気です。
2019年はノーギでも階級、無差別を制し、国内敵なしとなりました。(その前の年では、階級は準優勝)
しかしなんといっても凄いのは、グラップリング歴2年弱でもぎ取ったADCCアジア・オセアニア代表でしょう。伝説の試合はこちらを御覧ください。ヒールを連発しています。下のインタビューに書かれていますが、彼はこのヒールを2ヶ月ほどで習得したのです。
さて、その岩本健汰選手のセミナーですが、お題は足関節です。それもギとノーギの2日間に分けてのセミナー。
ギは白帯から認められているストレートフットロック。そしてノーギでは、ADCC予選を制した伝説のヒールフックです。
日本ならず、アジア・オセアニアを制した、最新足関メソッドを岩本選手から学ぶチャンスです!!では以下インタビューです。
◉柔術やノーギを始めたきっかけを教えてください。
試合動画や教則動画をみて、面白そうだったからですね。僕は高校のとき柔道部に入ってました。その柔道部は部員が二人で、監督も自由な学びを尊重する人だったので、寝技のテクニックを勉強するのに柔術魂というDVDをみながら試行錯誤してました。
◉柔術とグラップリングはそれぞれ、いつからどこで始めたんですか?
僕は早稲田大学の大学院に通っていますが、19歳のとき入学と同時に早稲田大学の近くにあるヒルマ道場で柔術をはじめました。グラップリングをやろうと思ったのは去年のADCC予選がキッカケです。その前にもノーギの試合に出たことがありますが、本格的にやりはじめたのは、ADCC予選に勝ってグラップリングに可能性を見いだしてからです。
◉とりあえずADCCに勝ってから、グラップリング本気出すって、もう意味不明ですね(笑)ところで、柔術やノーギを始めて、岩本選手自身にどんな変化がありましたか?
人生に楽しいことが増えました。
◉柔術とノーギの違いは何ですか?
ノーギというと、IBJJFルールでギを着ない柔術というイメージです。そうなると、ルールも柔術と同じだしギを着ても着なくても、そこまで大きく変わることはないと思います。ただ、ノーギではなくグラップリングという視点から見ると、グラップリングにはレスリングのスタイルもあれば柔道のスタイルもあり、もちろん柔術のスタイルもあります。僕のなかでは組技スポーツすべての必須要素をひっくるめたものがグラップリングだと思ってます。なので、グラップリングと柔術の違いは、グラップリングを戦うルールがいかに柔術ルールと違うかによるとおもいます。もし引き込み無しなら、全然違います。
◉足関節ができるとどんなメリットがありますか?
まず、デフォルトで常に相手に警戒させることができて、他の技もかかりやすくなります。またIBJJFルールの場合、アドバンテージが取れて試合を優位に運べます。グラップリングだと、楽して一本が取れる、スクランブルでカウンターのヒールが取れるなど。足関節はポジション取らないで寝っ転がってても取れる技なので、すごく楽で体力をあまり使いません。なのでラクして一本とりたい方におすすめです。
◉ストレートフットロックやヒールフックが得意になったきっかけは何だったのですか?
試合動画や技研究で自然体に徐々にできるようになりました。とくにマイキー・ムシメシが多用してたのをみて、最近のモダンガードとの相性が抜群だなと思いました。ヒールも試合動画と技研究ですが、実際に痛感したのは、クレイグ・ジョーンズセミナーで僕が受け手と通訳をやったとき内側靭帯を痛めているにも関わらず、受けで同じ側にずっとヒールをかけられたときです。
◉岩本選手の足関のこだわりは?
練習仲間をケガさせないことですね。相手の足をとるときは、相手のバランスを崩して常に相手が不安定な状態を作ること。そうすると、反撃も食らいづらいし、とりたい方の足が軽くなった瞬間にストレートフットロックやヒールのグリップを瞬時に作れます。
◉どんな人にセミナーを受けてほしいですか?
得意技で足関節を身に付けたい人。初心者でも、経験者でも足関節の正しい知識を身に付けたい人。ラクして一本とりたい人。足関節が苦手な人でも、正しいやり方を理解してスパーリングで使うことを心がけることで徐々に出来るようになります。そこではまずは正しいやり方を知る必要があります。今は僕は足関節を感覚でやっていますが、最初は試行錯誤しながらスパーリングでの経験や技研究を重ねて徐々に作り上げてきたものです。今回のセミナーではそれを最短で届けようと思います。僕も最初は試行錯誤しながらやっていたので、苦手なひとのミスや難しい部分などをしっかり言語化して伝えることができるとおもいます。
◉ではズバリ、このセミナーを受けるとどうなるか?
下からのストレートフットロックが得意になるついでに、パスもされづらくなる。ヒールフックの正しい知識が身に付いて、練習や反復を重ねることで、日本でもヒールフックが正しく使える有数の人間になれます。
セミナー前限定公開のテクニック紹介動画も届いています。是非ご覧ください。
岡本裕士からのメッセージ
私自身、すでにコムロックや一番絞りという極め技があることと、足関を習ったことがないこともあり、足関はほとんどやりません。しかし、実際に試合で極めまくっている岩本選手から、たしかに正しいやり方で習えば、最短ルートで身に付けられると思いました。私は今回のセミナーで岩本選手のテクニックを目に焼き付けて、たくさん復習し、自分の柔術の幅を広げます。
会場の墨田区総合体育館では、かなりしっかりとした感染症対策がされています。
① 入館時はマスク着用
② ゲートは一方通行
③ 入口で手指を消毒してからサーモモニターで体温測定
④ 利用受付表を記入(氏名、住所、連絡先、体温等)
※ おそらく新型コロナ感染者が出たときに後追いできるようにするためだと思われます。詳細はこちらからご確認いただけます。
いくつかの公共施設を利用している私が見ても、墨田区総合体育館の感染症対策に対する徹底ぶりはかなりのものだと思います。よくあるのは、事前に自宅で体温測定してきてください。入館時に手指を消毒してください。入館時にはマスクを着用してください。といったところ。係員もいません。体温なんか測定しなくてもわかりません。
しかし、墨田区総合体育館は、ローピングをしてゲートを一方通行にすることで入場制限をします。手指を消毒してからサーモモニターで体温測定。そこには係員が1名常駐しています。中に入ると利用受付表を記入して、係員に渡すと同時にロッカーキーを受け取り、ようやく施設内に入ることができます。参加しようか迷っているあなた。どうぞご安心してお申し込みください。
◆セミナー名
アジア・オセアニアを獲った岩本健汰のASHIKAN 2 DAYS
◆対象者
・柔術においてはストレートフットロックの脅威を相手に与えて試合を有利に運びたい人。
・グラップリングにおいては、アジア・オセアニアで最強のヒールフックを習いたい人。
◆内容
2020年8月9日(日)ギありASHIKANストレートフットロック
① ストレートフットロックの決め方のポイント、極めやすい抱え方や、位置取り
② ストレートフットロックをセットアップするためのシングルレッグXガードでのポイント
③ シングルレッグXからストレートフットロック
④ シングルレッグXからのスイープやトランジシション
⑤ シングルレッグXへのエントリー
⑥ シングルレッグX以外からのストレートフットロック
⑦ 質疑応答
※内容は変更になる場合があります。
2020年8月16日(日) ノーギASHIKANヒールフック
① 内ヒールフックの極まる原理
② サドルロックからの内ヒールの極め方と逃げ方
③ 外ヒールの極まる原理
④ シングルレッグX(足絡み)からの外ヒールの極め方と逃げ方
⑤ シングルレッグX(足絡み)へのエントリーとサドルロックへのエントリー
⑥ 50/50からヒールフック
⑦ 質疑応答
※内容は変更になる場合があります。
◆スケジュール
◉2020年8月9日(日) ギありASHIKANストレートフットロック
14:50 開場
※更衣室で着替えたあとに柔道場までお越しください。当日現金払いの方は、参加費をお忘れないようご注意ください。
15:00 受付
15:15 セミナー開始
17:15 質疑応答及び記念撮影
17:50 終了
◉2020年8月16日(日) ノーギASHIKANヒールフック
14:50 開場
※更衣室で着替えたあとに柔道場までお越しください。当日現金払いの方は、参加費をお忘れないようご注意ください。
15:00 受付
15:15 セミナー開始
17:15 質疑応答及び記念撮影
17:50 終了
◆場所
墨田区総合体育館 柔道場
◆参加費(PayPal払い又は当日現金払い)
◉片方のみ参加
RJJ主催セミナー参加者 7,000円
新規参加者 8,000円
◉両方とも参加
RJJ主催セミナー参加者 14,000円
新規参加者 16,000円
◆定員
各部とも限定24名ずつ
◆動画撮影
RJJで撮影して後日映像をお送りいたしますので、参加者の皆様はセミナーに集中することが可能です。ちなみに、参加者の皆様によるセミナー中の動画撮影は可能ですが、SNS等での公開はおやめ下さい。
参加費のお支払いについては、Paypal払いまたは当日現金払いでお願いします。
PayPal払いの方は、セミナー申込みを完了後、下記ボタンからお支払いをお願いいたします。
◉片方のみ参加
RJJ主催セミナーに参加したことのある方 7,000円
新規参加者 8,000円
◉両方とも参加
RJJ主催セミナーに参加したことのある方 14,000円
新規参加者 16,000円
セミナー申込後にキャンセルをする場合は、必ずrealjapanjudo@gmail.comまで、ご連絡をください。開催日の7日前までに連絡をいただければ、キャンセル料は無料となりますが、それ以降のキャンセルは、以下のキャンセル料をお支払いいただきます。銀行振込の場合は、振込手数料もご負担ください。
□ 7日前までのキャンセルは無料。
□ 6日前から2日前までのキャンセルは半額。
□ 前日または当日のキャンセルは全額。
こちらを守っていただけないと、次回以降のセミナーは受付できません。